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世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、コウモリから別の動物を介して人へと感染した公算が大きいと結論付けたWHOと中国による新型コロナウイルス起源 調査について、結論に至る前に研究所から流出した可能性を十分に分析していないと指摘した。ホワイトハウスも中国が提供したデータは不完全で欠陥があるなどとして同報告書を批判した。
WHO事務局長、コロナ起源調査に不満-研究所流出説の追加調査示唆
コウモリから別の動物介し感染、研究所流出ほぼない-コロナ起源調査
中国では2月中旬以来初めて新型コロナのクラスターが発生。感染拡大抑制に向け、雲南省・瑞麗市の住民約21万400人全員に新型コロナ検査を実施する。
マレーシアは感染拡大を受け、首都クアラルンプールと4州の異動規制を2週間延長した。シンガポールは感染抑制に成功した国・地域との隔離措置なしでの往来を目指している。
米国内の新型コロナ感染症(COVID19)による週当たりの死者数は今後2週間で底を打つ見込みだが、その後緩やかな上昇に転じる可能性がある。マサチューセッツ大学アマースト校ライヒ・ラボの予測プロジェクトによると、死者数は4月10日終了週に6028人に減少する見通し。
ドイツはアストラゼネカ製コロナワクチンの再検証を進めており、使用を60歳以上に限定することを勧告する計画だ。これより先、首都ベルリンの当局は危険な副反応を示している可能性がある新たなデータが現れたとし、60歳未満の接種を停止したと発表した。
ドイツ、アストラ製ワクチン使用を60歳以上に限定するよう勧告へ
英国ではイングランド住民の 過半数が3月半ばまでに新型コロナの抗体を得たと推定される。英政府統計局(ONS)が30日、明らかにした。スペインではマスク着用を義務付ける新法が成立。一部の例外を除き、6歳以上なら屋内と屋外(ビーチ含む)の両方で着用が必要となる。イタリアは水際対策を強化。他の欧州連合(EU)加盟国に渡航した旅行者に対し、帰国前のコロナ検査、入国から5日間の自己隔離、その後の再検査を求める。
ドイツのビオンテックと米ファイザーは、共同で開発したコロナワクチンの2021年生産目標を最大25億回分に引き上げた。
ビオンテック、今年のコロナワクチン生産目標を25億回分に引き上げ
米ジョンズ・ホプキンズ大の集計 データによると、世界の感染者数は1億2810万人、死者数は280万人をそれぞれ上回った。ブルームバーグの ワクチン・トラッカーによれば、世界全体のワクチン接種は計5億7400万回を超えた。
ブラジルではCOVID19による1日当たりの死者数が3780人と、過去最多を更新した。新規感染者は8万4494人。
従業員数で米銀最大のウェルズ・ファーゴは、従業員を9月にオフィスに復帰させる計画を策定している。
ギリシャでは1日の新規感染者数が4340人と、パンデミック(世界的大流行)開始後最多となった。
アイスランドは欧州のほぼ大半である「危険地域」からの入国者に、到着から5日間、特定のホテルでの検疫を義務付ける。
米 アルファベット傘下のグーグルは、6月末までに500万回接種するとの目標に向けて取り組むニューヨーク市に、100万ドル(約1億1000万円)を寄付する。デブラシオ市長が明らかにした。ワクチン接種情報を載せた広告の費用助成や、新たなワクチン接種会場を設置する費用の助成などが含まれる。
欧州などの国・地域政府とWHOは将来のパンデミックへの備えを向上させるため、 新たな条約の締結を推進している。COVID19の大流行で防御体制の弱さが露見したことが背景にある。
欧州首脳やWHO、将来のパンデミックに備え国際条約を呼び掛け
米 アップルがコロナワクチン接種を社員に奨励していると関係者が明らかにした。予約日に有給休暇を付与し、副反応が出た場合には有給病気休暇を与える方針だという。アップルが本社を構え、50余りの小売店舗を展開するカリフォルニア州では、4月15日から16歳以上が接種対象になる。
アップル、新型コロナワクチン接種を社員に奨励-予約日に有給休暇も
原題: WHO Report Draws Fire; Chinese City to Test All: Virus Update、 Google Gives $1 Million to NYC Vaccination Effort: Virus Update、 WHO Origin Report Draws Fire; China Finds Cluster: Virus Update(抜粋)
(米死者数予測や中国の情報などを追加して更新します)
【新型コロナ】米死者数に増加の兆し-中国で2月以来のクラスター - ブルームバーグ
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