音楽配信サービスの スポティファイ・テクノロジーが28日発表した1-3月(第1四半期)の月間アクティブユーザー(MAU)数は市場予想に届かなかった。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)と経済再開の鈍さに伴う不透明感を理由に、同社は年内を通じて予想を下回る可能性を示唆した。
1-3月のMAUは3億5600万人と、市場予想を600万人近く下回ったほか、年末の見通しも4億200万-4億2200万人と市場予想に届かなかった。同社株は28日の米株式市場で一時13%近く下げた。
ダニエル・エク最高経営責任者(CEO)はインタビューで、成長に最も大きな影響を与えたのはブラジルとインドネシア市場だったと指摘。パンデミックがそうした市場で同社事業に与えた影響を引き続き調査していると明らかにした上で、「データから読み取れるのはコロナの影響以外の何物でもない」と語った。
1-3月は有料サブスクライバー数が1億5800万人に増加し、売上高は21億5000万ユーロ(約2800億円)でアナリスト予想に合致した。
同社は今週先に、最大市場である米英の一部ユーザーを対象に値上げを発表。これを受け、通期売上高見通しを91億1000万-95億1000万ユーロ(従来予想90億1000万-94億1000万ユーロ)に引き上げている。
原題: Spotify Slides After Saying Pandemic Will Hurt User Growth (3)(抜粋)
スポティファイ株下落、コロナ禍で1-3月のユーザー数予想に届かず - ブルームバーグ
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