島根県松江市島根町加賀の漁業集落で発生した火災の実況見分が3日、始まった。松江市消防本部や松江署のほか、消防庁消防研究センターの調査官も加わって調べ、これまで30棟としていた被害棟数は2棟増え、計32棟だったことが分かった。火元や出火原因は判明しておらず、4日も調査を続ける。 実況見分は、被害があった集落内を四つに分けて実施。4班に分かれて、がれきの撤去や焼損状況の調査を進めた。 同消防本部によると午後5時時点で、住宅の離れや小屋が焼けていたことが分かり、焼けた棟数は32棟となった。内訳は全焼が22棟、半焼0棟、部分焼5棟、ぼや5棟。 四つの区域のうち3区域の調査はほぼ終わり、4日は特に焼け方が激しい残りの1区域を重点的に調べる。 同消防本部の田村達朗消防次長は「被災された方々の一刻も早い再建のため、早急に調査を進めたい」と話した。国から調査官の派遣を受けた理由については「基礎しか残っていない建物も多く、専門的な知識が必要だった」と説明した。
調査に立ち会った被災者の品川紀清さん(83)は「家の寸法や家電製品の配置を聞かれた。焼けてしまったものは、悔やんでもどうしようもない。生活はいつかは元に戻る」と話した。 火災は、加賀公民館の西南西約160メートルの民家で発生。強風にあおられ燃え広がり、大量のがれきが重なって消火が難航し、約22時間後に鎮火した。
漁業集落火災、被害棟数は32棟(山陰中央新報) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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