半導体ウォーズ2 第3回
「それほど遠くない過去に、最先端の半導体チップの製造で米国は世界をリードしていた。いま、米国で作られているそうしたチップは0%なのです」
拡大する米アリゾナ州のインテルの拠点=同社提供
米商務長官のジーナ・レモンドは4月20日、米上院の重鎮らを前にこう訴えた。「私たちは台湾と中国に完全に依存してしまっている」とも言及。「国家安全保障のリスクであり、経済リスクでもある」と語り、「これは米国が自らを守るための投資なのです」と長官は語気を強めた。
米議会が審議していたのは、バイデン政権がインフラ投資の一環として求めた半導体製造の支援のための500億ドル(約5・5兆円)の予算だ。半導体不足で米自動車大手も減産を迫られるなか、米国では半導体生産のアジア依存への警戒感が急速に高まっている。米上院は、支援額をさらに積み増して520億ドル(約5・7兆円)を充てる方向で、政権と米議会は危機意識を共有する。
米IT大手も応え始めている…
米韓、国を挙げて数兆円の巨額投資 日本「置き去り」も - 朝日新聞デジタル
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