全国医学部長病院長会議(AJMC)は6月22日、大学病院の経営状況調査(3月度)の結果を発表した。3月は第3波が収まりつつあった時期で、初診患者数や手術件数は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が第1波に向かっていく時期で受診控えが目立った2020年の3月度に比べて増加、医業利益率も前年同月比で調査回答の138病院全体でプラス0.7%となった。2020年度の年間累計では前年度比1204億円の減益で、2619億円の赤字。AJMCは「依然厳しい経営状況にある。重症患者の受け入れを中心に感染拡大への対応を果たしていくためには医療連携体制の構築や一層の財政支援を強く要望する」としている(資料は、AJMCのホームページ)。 調査は国立大学病院長会議と日本私立医科大学協会の協力を得て実施した。43の国立大学病院、分院1を含む9の公立大学病院、分院55を含む86の私立大学病院、計138病院に対して調査し、毎月公表しているデータの修正も行った。 今年3月度の外来延べ患者数は33万6000人増の455万人、初診患者数は4万人増の27万8000人。AJMCによると2019年は同種の統計を取ってい...
大学病院、3月は患者数や手術件数上向く - m3.com
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