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カナダ西部などで、49度を超える熱波で数十人が死亡。
カナダ西部は、記録的な熱波が数日間続いていて、バンクーバーの北東に位置する山あいのリットンでは、国内の史上最高気温を3日連続で更新し、29日には49.5度を観測した。
バンクーバーの警察によると、熱波の始まった25日から突然死の通報が65件以上あり、ほとんどは暑さが原因だった。
カナダのメディアは、死者の多くが高齢者だと伝えている。
また、アメリカでも、西部オレゴン州やワシントン州で気温が40度を超える記録的な暑さが続いていて、気象当局は警戒を呼びかけている。
このニュースについて、風間晋解説委員に話を聞く。
三田友梨佳キャスター「地球規模の気候変動、どうご覧になりますか」
風間解説委員「このカナダ西部でセ氏49.5度は、本当に衝撃的な数字です。中東や南西アジアでも強烈な熱波に襲われていて、あちこちでセ氏50度を超えています。命を奪うこの暑さで、気候変動ではない気候危機への対応を一層加速し、強化すべきだ、そうした機運が一気に高まってくるに違いありません。特にターゲットになりそうなのは、石炭火力発電です。6月のG7(主要7カ国)サミットでは、日本の反対もあって石炭火力発電の全廃時期を首脳声明に書き込むことは見送られました。しかし、11月のCOP26の議長国・イギリスは、石炭火力をあと3年3カ月で全廃すると発表。世界の動きは、加速する一方です。COP26の冒頭は、首脳会合にするという話も聞こえてきます。日本は2021年後半、あらためて石炭火力との厳しい向き合いを迫られそうです」
三田キャスター「世界の動きに日本が後れを取らないように、エネルギー政策の転換が求められています」
カナダで熱波 気温49度超える 数十人が死亡 - FNNプライムオンライン
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