政府は、新型コロナウイルスのワクチン接種に関し、企業による職場接種の受け付けを25日午後に一時中止する。ワクチン接種が当初の想定以上に進み、需給バランスを調整する必要が生じたためだ。
河野行政・規制改革相は24日、フジテレビの番組で、1日当たりの接種回数は、自治体の未入力分を加えると、実際には120万回に達しているとの見方を示した。21日から本格化した職場接種も含めれば「1日150万回近くになる。ワクチンの供給を考えると限界に近づいている」と述べた。
職場接種では米モデルナ製のワクチンが使用され、政府は同社と、9月末までに5000万回分(2500万人分)の供給を受ける契約を結んでいる。
ただ、職場接種はこの約2週間で約3300万回分の申請が一気に寄せられた。自治体で使用する約1200万回分も含めると上限に近づいている。順次輸入していて、急激な申請増に配送が追いつかない恐れがあることから、政府は職場接種の申請受け付けの中止に踏み切ることを決めた。
政府高官によると、「数十万人分のワクチンを申請する企業があった」ことも、一時中止の一因とされる。河野氏は24日の同番組で、市区町村で使われる米ファイザー製と合わせ、希望する国民の分は確保できているとして、一時中止に理解を求めた。
職場接種、2週間で3300万回分の申請…「数十万人分申請する企業も」 - 読売新聞
Read More
No comments:
Post a Comment