■「来年は一日新規感染者が10万人になるかもしれない」 恐ろしいペースで新型コロナの流行が再拡大していることから、防疫当局は感染者予測値を毎週引き上げている。国会ソ・ジョンスク議員室=国民の力所属=が公開した「新型コロナ短期予測資料」(11月19日時点)によると、中央防疫対策本部では12月末まで国内で新型コロナ流行が悪化し続ければ、一日新規感染者が5000-6500人前後になると予想しているという。直近の週(11月12日時点)では12月末に4000-5000人と予想していたが、1週間で予想値を1500人(5000→6500人)も引き上げたものだ。 来年は一日新規感染者が最も多くて10万人まで達する可能性があるという見方もある。金富謙(キム・ブギョム)首相の防疫特別補佐官を務める嘉泉大学医学部のチョン・ジェフン教授がデルタ変異株の感染力やワクチン接種効果などを考慮してシミュレーションを行った結果、「今後の国内感染予想総人口数は786万-973万人程度だ。感染拡大速度の調整に失敗すれば、来年上半期には一日2万人以上、最悪の場合は8万-10万人にまで達するだろう」と語った。感染拡大速度を数年にわたってできるだけ遅らせたとしても、来年上半期には多ければ一日1万人まで感染者が出ると分析されている。チョン・ジェフン教授は「未接種のハイリスク群にワクチンを接種するよう説得する一方で、飲み薬タイプの新型コロナ治療薬を積極的に確保すべきだ」と述べた。 ■一日で病床待機者370人増 「段階的な日常生活の回復(ウィズコロナ)」を目指して防疫措置を全面的に緩和したことから、「既に(防疫の)堤防が崩れた」という見方もある。特に首都圏では三日連続で3000人を超える患者が発生し、「赤ランプ」が点灯した。今月25日の国内における一日新規感染者3901人のうち、3099人(79.4%)がソウル市(1739人)、京畿道(1115人)、仁川市(245人)の感染者だった。23日は3124人、24日も3112人が首都圏の感染者だ。死者も一日40人近く出ている。二日連続で一日の死亡者数が39人を記録、昨年12月末(24-31日)の流行第3波ピーク時の一日平均死亡者数(20.6人)の2倍に迫る状況だ。 首都圏の重症者用病床使用率(25日午後5時時点)は84.5%、準重症者の病床使用率は82.1%、感染症専門病院の病床使用率は75.6%、生活治療センターの病床使用率は71.2%と、上昇傾向が続いている。こうした状況で入院治療を待つ感染者は雪だるま式に増えている。首都圏の病床待機患者(26日午前0時時点)は一日で370人増え、これまでで最も多い1310人に増えた。 金成謨(キム・ソンモ)記者、キム・ミンジョン記者、チェ・ウォングク記者
専門家「韓国の一日新規感染者数、来年初めには2万人超えの可能性も」(朝鮮日報日本語版) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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