[カブール 2日 ロイター] - アフガニスタンの首都カブールにある同国最大の軍病院が2日襲撃され、少なくとも25人が死亡、50人超が負傷した。当局によると、2回の激しい爆発が起きた後、襲撃犯が銃を発砲した。
同国で実権を握ったイスラム主義勢力タリバンの広報担当者によると、400床のサルダル・モハマド・ダウド・カーン病院の入り口で爆発が起き、直後に銃を持った集団が襲撃した。
襲撃犯のうち4人はタリバンの治安部隊によって殺害され、5人目を捕らえたと説明した。
8月にタリバンが西側諸国の支援を受けた政府に対して勝利を収めて以来、今回の爆破事件を含めて攻撃や殺害の増加に拍車が掛かっている。数十年にわたる戦争からアフガンの治安を回復したというタリバンの主張の説得力は弱まっている。
直接的な犯行声明は出ていないが、攻撃は過激派組織「イスラム国」(IS)による複雑な攻撃の典型的な手法。タリバンによるアフガン支配が最大の脅威となっているISによる一連の爆弾テロ事件に続くものとなった。
タリバンの治安当局者は匿名を条件に、少なくとも25人が死亡、50人超が負傷したと述べたが、人数は公式に確認されていない。
住民が撮影した写真では、市内のワジール・アクバル・カーン地区にある旧外交地区付近の爆破現場に煙が立ち込め、目撃者によると、襲撃中に少なくとも2機のヘリコプターが上空を飛行していた。
避難した病院の医療従事者は、大きな爆発音の後、銃声を数分間にわたって聞いたと語った。約10分後に2回目のより大きな爆発があったと説明した。爆発と銃撃が広大な病院施設内で起きたかどうかは不明だと説明した。
2001年にアルカイダグループが米国を攻撃した時のように、ISの攻撃はアフガンが過激派グループの温床になるとの懸念が国外で高まっている。
カブール、数十人が死傷 病院で爆発と銃撃 - ロイター (Reuters Japan)
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