韓国が11月、「段階的日常回復(ウィズコロナ)」にかじを切って以降、コロナの新規感染者と重症者の急増が続き、1日当たりの死者が70人まで増えた。感染対策当局によると、3日の韓国全土のコロナによる死者数は70人で、1日当たりで最高を記録した。これまでは新規感染者が増えても、死者は30-40人台にとどまっていたが、2倍に増えた格好だ。 【グラフ】急速に悪化する韓国の新型コロナ3大指標
さらに問題なのは、突発的なピークではなく、長期的傾向になる可能性が高いとの見方が示されていることだ。通常コロナ高リスク群が感染確認後、重症となり、死亡に至るまでに2-4週間かかる。最近の新規感染者急増は今月中旬以降の死者急増につながりかねない。慶尚南道医師会のマ・サンヒョク感染病対策委員長は「11月に入り、新規感染者と重症患者が増えた影響が遅れて反映されたものだ。最近新規感染者が5000人台に増えたにもかかわらず、病床は不足し、政府の防疫強化措置も遅れたので、これから患者と死者はさらに増えそうだ」との見方を示した。 新たなリスクとして浮上したオミクロン株による感染も連日全国各地に拡大している。仁川市、京畿道に続き、ソウル市、忠清北道で感染疑い例が出た。週末にオミクロン株への感染者が6人増え、計12人となり、オミクロン株への感染が疑われる感染者も14人となった。感染推定者の中にはオミクロン株の集団感染が起きた仁川市弥鄒忽区の教会を訪れたソウル市在住の20代女性、忠清北道在住の70代女性が含まれる。ソウル市にある大学の学生3人も弥鄒忽区の教会を訪問後、コロナ感染が判明し、オミクロン株推定事例として現在分析が進んでいる。 首都圏の医療体制に過負荷が掛かり、入院前に死亡するコロナ患者も続出している。感染対策当局によると、11月21日から27日までの1週間でコロナ患者10人が適正な治療を受ける前に死亡した。うち3人は病床配分前、7人は病床配分中に死亡したという。ウィズコロナが始まった11月1日から20日に病床の割り当てを受けられずに死亡した患者は6人だった。昨年2月から今年10月までに入院待機中に死亡したケースは26人だ。ウィズコロナ以降、病床不足現象がますます深刻になり、病床割り当てまたは入院の前に亡くなるケースが急増した。 ペ・ジュンヨン記者 キム・ユンジュ記者
韓国の1日当たり新型コロナ死者数、過去最多70人…ソウルでもオミクロン株疑い例(上)(朝鮮日報日本語版) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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