シンガーソングライターのASKA(64)が27日、自身のブログで、この日死去した歌手の葛城ユキさん(享年73)を追悼した。
ASKAにとって葛城さんは「ヤマハポピュラーソングコンテスト」の先輩。また、1983年に大ヒットした名曲「ボヘミアン」では作詞を担当した。
「ボヘミアン」は大友裕子さんのカバー曲だったが、41万枚のレコード売り上げを記録し葛城さんの代表曲となった。「自分で歌詞を担当していながら、全くノーマークだった。変な表現ですが、本当にそんな感じでした」と振り返ったASKA。同曲のヒットは、作曲を担当した井上大輔さんから「『ボヘミアン』が有線で急上昇して来てるよ」と電話で知らされたといい、「『ボヘミアン』に関しては、気がついた時には、もうヒット寸前でした。息の長い曲になりました」とつづった。葛城さんの次のシングル「みどりの薔薇」もASKAと井上さんのコンビで担当。「『この世に存在しない花の色』でしたが、15年くらいして特殊配合での『緑の薔薇』が現れました。『みどりの薔薇』は、当時、六本木でストリート沿いにガラス張りのスタジオを作り、『公開レコーディング』とし、話題になりましたね」と思い出を記した。
「その後、ツアー中、新幹線の中でご挨拶したのが最後だったかな。『腹膜がん』だったんだ・・・・」とつづったASKA。「僕が、楽曲を依頼されるキッカケを作ってくださいました『葛城ユキ』さん。生涯現役ボーカリスト。そしてポプコンの先輩。ありがとうございました」と感謝とともにブログを締めくくった。
葛城さんは27日午後2時16分、腹膜がんのため、都内の病院で死去。昨年4月にステージ4の腹膜がんを患っていることが判明。同年5月から治療を行っていた。
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「ボヘミアン」作詞のASKAが葛城ユキさん追悼 あの名曲は「全くノーマークだった」 - スポニチアネックス Sponichi Annex
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