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Tuesday, October 4, 2022

笠井信輔、勇気づけた医師の一言 悪性リンパ腫ステージ4宣告も「『手遅れ』という診断ではない」 - 中日新聞

勇気づけられた医師の一言を明かした笠井信輔 (C)ORICON NewS inc.

勇気づけられた医師の一言を明かした笠井信輔 (C)ORICON NewS inc.

 フリーアナウンサーの笠井信輔(59)、茅原ますみ(58)夫妻が4日、都内で行われた映画『愛する人に伝える言葉』(7日公開)のトークイベントに登場。初の夫婦そろってのイベント参加となった。

 笠井は、フリー転身直後の2019年12月に悪性リンパ腫を患った。ステージ4のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫だった。きっかけは、排尿障害だったそう。「頻尿、あるいは排尿すると痛くて。ここから、がんでることは小倉(智昭)さんを見ていてわかっていたので、小倉さんにも相談してがんの検査に行きました」と明かす。

 しかし、そこから発覚までの道のりが長かった。2つの大きな病院で検査したが、ともに「前立腺肥大」と診断された。薬を飲んでも状況は悪化し、2ヶ月経ったところで泌尿器科から腫瘍内科を勧められた。「そこで『あなたは、がんです』と言われた。悪性リンパ腫と判明するのに4ヶ月かかりました」と明かしていた。

 医師からは「ステージ4で最悪の状況。遺伝子異常も見つかって、脳に転移しやすいタイプ。通常の治療では無理です」と伝えられた。

 笠井は「うちの先生は、非常にあっさりといろいろなことを言う先生で。いい情報は全くなかった。これは死ぬんだなと思った」と思い返す。絶望も感じたが、医師からは「笠井さん、ステージ4は『手遅れ』という診断ではありません。今は、抗がん剤はとてつもない開発がされています。昔だったら死んでいたかもしれないけど、笠井さんのがんの種類と抗がん剤が合えば、きっと乗り越えられるから。私も、そういう抗がん剤を探しますから頑張りましょう」と伝えられたという。笠井は「クールな先生が、そう言うならと頑張れる気持ちになれました」と感謝していた。

 がんを宣告された主人公と母親が、限られた時間のなかで「人生のデスクの整理」をしながら、穏やかに死と対峙していく過程を感動的に描く物語。主人公のバンジャマンをブノワ・マジメル、母のクリスタルをカトリーヌ・ドヌーヴが演じる。

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