20日の金曜ロードショー(後9時)は、視聴者からの要望に応える「金曜リクエストロードショー」。第6弾の今回は、ジョニー・デップ主演の人気シリーズ「パイレーツ・オブ・カリビアン」の第1~3作を3週連続で放送する。20日は記念すべき第1作「―呪われた海賊たち」(2003年)を、放送枠を25分拡大して送る。
物語の始まりの舞台は、18世紀のカリブ海の港町。総督の娘・エリザベス(キーラ・ナイトレイ)が、ブラックパール号を操る船長・バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)率いる海賊に誘拐される。かつてエリザベスに命を救われ、ひそかに思いを寄せる鍛冶職人のウィル(オーランド・ブルーム)は、お尋ね者の孤高の海賊ジャック・スパロウ(デップ)と手を組み、救出に向かう。
実は、ジャックはブラックパール号の前の船長であり、バルボッサに追放され、船を奪われていた。また、ウィルはバルボッサらにかけられた呪いを解くカギとなる存在だった。それぞれの思惑が交差する中、面々は「死の島」に集まっていく―。
本作で何度か出てくるのが「船に女を乗せるのは縁起が悪い」という言葉。日本でも、漁師などが同様のことを言い伝えとしていることが見られる。理由としては「海の神様は女性だから嫉妬する」といった迷信めいたものから「船での作業は力仕事が多く、女性には不向きだから」といった、聞けばなるほどというものまで様々あるが、コレといった正解はないようだ。
ただ、一つだけ言えるのは船は「女性名詞」ということ。それは、「世界で最も有名な海難事故」であるタイタニック号の沈没事故の報道でも分かる。英紙ガーディアンは当時、事故を「The Titanic started ”her” trip from Southampton for New York on Wednesday.Late on Sunday night ”she” struck an iceberg off the Grand Banks of Newfoundland.(タイタニック号は、水曜にサウザンプトンからニューヨークへの航海を始めた。日曜の夜遅く、彼女はニューファンドランド島のグランドバンクス沖で氷山に衝突した)」と報じた。船のことを「彼女」と例えている。そういえば、タイタニック号は、これが”処女”航海だった。
本作も、子供の頃にエリザベスが船に乗り、ウィルと出会ったことから物語が始まり、エリザベスが誘拐されて海賊船に乗せられたことで騒動が起こる。本作で人気を不動のものとしたナイトレイは公開当時「絶世の美女」とも言われた女優。やはり海の神様が嫉妬をしたのだろうか。(高柳 哲人)
【明日の金ロー】キーラ・ナイトレイが冒険を引き起こした!?「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」 - スポーツ報知
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