「エヴァンゲリオン」を題材とした「舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド」のキャストおよび公演詳細が発表された。主演を
東京・東急歌舞伎町タワーにオープンする新劇場・THEATER MILANO-Zaのこけら落とし公演として、5月6日から28日まで上演される「舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド」。無秩序な開発・争いにより海や大地が汚染され、壊滅的な惨状に陥った地球では、「ドルフ」と呼ばれる集落に集まって暮らす人々がいた。ドルフの1つ・エアデで生まれ育った青年・渡守ソウシは、特務機関メンシュの最高司令官・菅生マサツグの指揮のもと、新たな高エネルギー資源の発掘のためエヴァンゲリオンを使って地底を掘り進めていく。ところが掘り進めた地底で、巨大な未確認生物“イキモノ”が出現。エヴァで迎撃を行い、なんとかイキモノを地中に閉じ込めた渡守だったが、それから半年、再びイキモノが出現し……。
窪田が演じる渡守ソウシは、主にエネルギー資源にまつわることを担当するエアデのリーダー的な存在。またメンシュのドルフ上級担当官・瑞穂ユウ役を
構成・演出・振付は
ノゾエ征爾コメント
耳を疑った。エヴァを演劇で。なぜわざわざそんなことを。意味がわからなかった。大学生になって間もない頃だったと思う。友人が今ハマっているというテレビアニメを見せてくれた。鋭利なロボットがビル群を跳躍し、咆哮し、そのパイロットの少年は泣き叫んでいた。
なんだこれは。理解しきれないものを浴びせられて脳がブルブル震えていた。
25年ほど経ってその渦中に身を置くとは露知らず。今はリアルに身体が震えている。怖い。ひたすら怖いのです。
しかし、いつしかその震えが、武者震いのようにも感じられ始めている。ラルビ氏の構想や演出プランが深まるにつれ、不確かな不安をナンセンスに感じた。このラルビエヴァ、乗るしかない。三歩進んでは三歩下がるような執筆がもう2年近く続いている。
きっとこれは終わらない。上演されても終わらないものがここにある。
震えがおさまることは、とうに諦めている。皆さんには、きっといい震えを。
窪田正孝(渡守ソウシ役)コメント
舞台版は物語も登場人物も変えて新たなシナリオで描くことになりました。神、人類、戦争、侵略、破壊、そして再生。
エヴァが描くメッセージを、蠢く今この時代に演劇を通して観客に直接届けられたらと思っています。
本来、手を出してはいけないエヴァンゲリオンという山のように高い壁に挑む事を真摯に受け止めてビヨンドを完成させたいです。
石橋静河(瑞穂ユウ役)コメント
お芝居を始める前から憧れていて、いつか一緒に仕事をしたいと思っていたシェルカウイさん。自分が想像していたより早く夢が叶って、ワクワクが止まりません。「エヴァンゲリオン」の世界を新たな形にするということはあまりにもプレッシャーが大きすぎると感じていますが、シェルカウイさんや窪田さんら素晴らしい才能の方々と一緒に、この偉大な作品の核にあるものを捉え、表現することは、激動の時代である今、大きな意味をもつと強く感じています。お楽しみに!
村上虹郎(蓮見タン役)コメント
これはまたもの凄い大渦に巻き込んで頂きました。大変な事になりました。とにかくこれは未知なるエヴァンゲリオンです、しっかりと喰らいついていきたいと思います。乞うご期待。
田中哲司(菅生マサツグ役)コメント
エヴァンゲリオンを初めて観た時は衝撃的でした。マジンガーZで育った僕のヒーロー像とはかけ離れた、善と悪が混在した存在だったからです。そして今回、歌舞伎町に新しく出来る劇場のこけら落としで、舞台版エヴァンゲリオンを上演する。それに参加出来るのをとても嬉しく思います。もう描き切った感のあるエヴァンゲリオンを、新たにどういう形で舞台に上げるのか。エヴァンゲリオン世代でない僕でさえワクワクします。どうぞご期待ください!
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舞台「エヴァンゲリオン」主演は窪田正孝、東京公演を皮切りに長野・大阪で上演(コメントあり) - コミックナタリー
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