4人組ロックバンド「男闘呼組」が25日、東京・日本武道館で最後のライブ「男闘呼組 LAST FOREVER」を開催。8月に行った4日間の武道館ライブはこの日で終了し、4万8000人を動員。昨年7月に期間限定で復活した男闘呼組は、この1年間で全国20都市で67公演を行い、約35万人を酔わせてきた。26日の解散を前に、メンバーは計25曲の熱唱でファンを魅了した。
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男闘呼組はギターの成田昭次(55)、ベースの高橋和也(54)、ギターの岡本健一(54)、リーダーでキーボードの前田耕陽(55)がメンバー。1988年にシングル「DAYBREAK」でデビュー。同年、日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞し、NHK紅白歌合戦に出場。その後も「秋」「TIME ZONE」などヒット曲を生み出すも、93年に活動を休止した。昨年7月、TBS系音楽番組「音楽の日2022」で29年ぶりに期間限定で復活。今月24日にデビュー35周年を迎えたが、26日の「祝・日比谷野音 100周年 男闘呼組 2023 THE LAST LIVE―ENCORE―」(東京・日比谷野外音楽堂)をもって解散する。
この日は「TIME ZONE」でスタートすると、高橋が「最後一緒に燃え尽きよう。たっぷりたっぷり愛してやるぜ。おれらと一緒にパーティーしないか?」と客席をあおった。その後「ロックよ、静かに流れよ」「終わらない魂」など、名曲を次々に熱唱。
終盤、メンバーがファンに感謝のあいさつ。前田は「30年ぶりにライブをやるというときに全国を回ってたくさんの人たちに温かく迎えていただいて…」と言うと、涙ぐんで言葉を詰まらせた。それから顔を上げ「皆さんとの30年間の空白を埋めることができたでしょうか」と問いかけ大きな拍手を受けた。さらに「男闘呼組はきょう、そして明日で終わりますが、僕ら4人と皆さんとのきずなは強いものと感じた」と満足そうに語った。
ラストに「FOREVER」を歌唱。メンバーが「We are~」と呼びかけると、観客が「男闘呼組!!」と応じて客席と一体となった。最後は4人で肩を組みながら会場を後にした。
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