将棋の最高棋戦で、藤井聡太竜王(21)(名人、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖)に伊藤匠七段(21)が挑む第36期竜王戦七番勝負(読売新聞社主催、特別協賛・野村ホールディングス)の第3局が26日午前9時過ぎ、北九州市の旧安川邸で再開された。
藤井竜王の工夫で序盤から前例のない戦いとなり、互いに妥協せずに攻め合った局面で1日目を終えていた。立会人の森内俊之九段(53)が開いた、藤井竜王の封じ手は△5六歩。控室の検討でも最有力と見られた手だったが、伊藤七段は37分の長考で、攻め続けるのではなく▲同飛と歩を取った。藤井竜王は角を交換した後、△5二飛と飛車交換も迫って攻勢を強めた。
解説の増田康宏七段は「形勢はまだ互角だが、後手の方が指しやすそうだ。先手はよほど丁寧に指さないと均衡を保つことが難しい」と話している。
【2日目手順】
▲伊藤△藤井
△5六歩(封じ手)▲同 飛
△8八角成▲同 銀△5二飛
持ち時間
各8時間△4・27分▲3・58分48手
藤井聡太竜王の封じ手5六歩、伊藤匠七段は37分の長考…増田康宏七段「後手の方が指しやすそう」 - 読売新聞オンライン
Read More
No comments:
Post a Comment