新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)からの回復の中で、今後数年は中国が世界経済の成長をけん引していく。国際通貨基金(IMF)の予想が示している。
IMFが6日発表した最新の世界経済見通し(WEO)を基にブルームバーグが試算したところによると、2026年までの5年間に世界のGDP(国内総生産)の伸びの2割以上を中国が占める見通しだ。世界のGDPは同期間に28兆ドル(約3073兆円)余り増加し122兆ドルとなる予想。昨年は2兆8000億ドルの落ち込みだった。
同期間のGDPの伸びへの貢献では、中国に続き米国とインドが2、3位となり、日本とドイツがそれぞれ4、5位と予想されている。
IMFは今年の世界経済の成長率見通しを6%に上方修正し、26年までに3%ペースに向けた鈍化を予測した。同時に、今後の成長について、途上国経済がより大きな打撃を受けて回復に時間がかかると予想し、ばらつきのあるものになる可能性を警告した。
その理由の1つは、予想以上に速い米国の回復だ。IMFのチーフエコノミスト、ギータ・ゴピナート氏は、米国の金利上昇が債務の重い新興国・途上国の回復を脅かしかねないとIMFの ブログに投稿した。
原題: China’s Growth Set to Drive World Economy in Post-Pandemic Years(抜粋)
パンデミック後の数年、世界経済けん引するのは中国に-次いで米国 - ブルームバーグ
Read More
No comments:
Post a Comment