大阪府の吉村洋文知事は5日、新型コロナウイルスの感染急拡大に伴い重症患者の病床が逼迫(ひっぱく)し、今週中にも重症病床使用率が自粛要請の基準「大阪モデル」で非常事態(赤信号)を示す70%に達するとの認識を示した。達した場合は対策本部会議を開き、注意喚起のため「医療非常事態宣言」を発令するとした。
吉村氏は府庁で記者団に「(病床使用率が)ほぼ右肩上がりというか、垂直に近い状態で上がっており、医療非常事態宣言は数日中に出すことになる」と危機感をにじませた。
新型コロナ対策の「蔓延(まんえん)防止等重点措置」が5日から適用される中、緊急事態宣言の発令を要請するかについて記者団に問われると「感染状況次第だ。(重点措置の対策を)徹底してやることにまずは力を入れていきたい」と述べた。
大阪モデルは赤信号点灯の基準を「重症病床使用率が70%以上」としている。府内で確保している重症病床(224床)の使用率は3月18日の24・1%を底に上昇。同27日に30%を上回ると30日に40%を超え、今月2日には50%に達した。4日時点の重症者は135人で、病床使用率は60・3%に上っている。
大阪知事「数日中に医療非常事態宣言」 重症病床が逼迫 - SankeiBiz
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