南米ペルーの政府は新型コロナウイルスに感染して亡くなった人の統計をこれまでの2倍以上となる18万人余りに修正し、人口当たりの死者の数が世界で最も多くなっています。
ペルー政府は31日新型コロナウイルスに感染して亡くなった人の数について、6万9342人としていた公式の統計を見直しこれまでの2.6倍にあたる18万764人に修正しました。
専門家の助言をもとに検査で陽性となった人だけでなく感染が確認された人との接触状況などほかの基準も考慮したということです。
アメリカ、ジョンズ・ホプキンス大学のまとめなどによりますと、修正の結果ペルーの人口10万あたりの死者数は500人以上となり、これまで最も多いとされたハンガリーを上回ることになります。
ベルムデス首相は記者会見で「説明責任を果たすため修正した情報を公表することは義務だと思う」と述べました。
ペルーでは医療体制がひっ迫し墓地が足りなくなるなど深刻な感染状況が続き、専門家から統計が実際の死者数を反映していないのではないかと指摘されていました。
ペルーでは今月6日に大統領選挙の決選投票が行われる予定で、フジモリ元大統領の娘、ケイコ・フジモリ氏と左派の候補が争っていて新型コロナウイルスへの対応が大きな争点となっています。
ペルー コロナ死者数を2.6倍に修正 人口比で世界最多に - NHK NEWS WEB
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