(CNN) 米国で確認された新型コロナウイルスの1日当たりの新規症例数が1日、7日間の平均で2020年3月以来初めて2万人を下回った。
米ジョンズ・ホプキンス大学によると、5月31日現在、新規の症例数は1日当たりの平均で約1万7248例に減った。ただし、メモリアルデーの連休中の症例数の一部がまだ報告されていない可能性もあり、この数字は実際より低い可能性もある。
新型コロナの感染者数や入院患者数は昨年3月から急増し始め、続いて死者も急増した。全米の人口の少なくとも80%が外出禁止命令の対象になった。
全米の感染者はジョンズ・ホプキンス大学の統計で3300万人を超え、死者は59万4000人を超えた。実際の感染者や死者はそれよりはるかに多いと思われる。
米疾病対策センター(CDC)のロシェル・ワレンスキー所長はこのほど「症例数、入院患者数、死者数とも全て減少している」と報告し、ワクチンの効果を強調した。
ニューヨーク市で1日に報告された陽性率は、パンデミック(世界的大流行)が始まって以来、最も少なかった。ビル・デブラシオ市長はワクチンと「ニューヨーカーの意志の力」でここまで来ることができたと強調、「強いニューヨーク市が戻ってきた」「新型コロナを永久にニューヨークから追い出そう」と呼びかけた。
CDCによると、新型コロナのワクチンは国民の50%以上が1回以上の接種を済ませ、40%以上が接種を完了した。
全米の州知事が新型コロナ関連の規制緩和に踏み切り、ほぼ全州でマスク義務付けが解除されている。
米国の新規症例数、2万人下回る 昨年3月以来初めて - CNN.co.jp
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