埼玉県では、１３日から緊急事態宣言の延長期間に入りました。
県内の新型コロナウイルスの感染者数が減少傾向にある一方、さいたま市の病院では依然として、コロナ患者を受け入れる病床が満床近くまで埋まる日もあります。
さいたま市西区のさいたま市民医療センターは、ことし７月以降、感染者数の急激な増加を受けて、新型コロナの患者用の病床を８床増やし、３４床で対応しています。
病床を増やすにあたって、看護師の数を確保するために、一般の病棟の入院患者を制限するなどしてきましたが、定員を超える患者を受け入れる日もあったということです。
今月に入って満床になることはなくなりましたが、重症と中等症の患者あわせて２５人から３０人が入院し、満床近くまで埋まる日も出ています。
また今後は、一般の病棟を通常の状態に戻す必要があり、コロナ患者の診療との両立が課題となります。
さいたま市民医療センターの坪井謙医師は「重症と重症に近い中等症の患者は、なかなか退院が難しかったり、病態が落ち着くまでに時間がかかったりするので、まだしばらく厳しい状況が続く。治療薬が増え、ワクチン接種が進む今だからこそ、いかに感染者数を抑えられるかが元の生活を取り戻す鍵になる」と話していました。
新型コロナ 感染者数減少傾向も満床近い日も さいたまの病院｜NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB
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