北海道は3日、政府が新型コロナウイルス対策で11月に策定した新たな警戒ステージについて、道の判断基準の考え方を示した。今後有識者の意見を聴き、対策本部会議で正式に決める。
政府のコロナ対策分科会は11月8日、従来の四つの「ステージ」を五つの「レベル」に分けた新たな警戒指標を公表。医療体制の逼迫(ひっぱく)状況をより重視した形とし、各レベルの判断は都道府県が行うとしている。
道は今回、まん延防止等重点措置や緊急事態宣言について政府と協議する「レベル2」へ移行する指標について、「新規感染者数が人口10万人あたり15人超」に加え、「病床使用率20%超」と「療養者数が人口10万人あたり20人超」も満たした場合とする方針だ。
レベルの判断は原則、全道の感染状況をみて行うが、人口が多い札幌市については分けて運用する。鈴木知事は3日の道議会本会議で「対策を講じる際は、札幌市への通勤や通学を考慮し、周辺市町村を対象とする運用を検討している」と述べた。(榧場勇太)
コロナ対応の警戒ステージ
レベル0
新規感染者の確認が0の日が継続
レベル1
新規感染者が散発的に発生
レベル2
「病床使用率20%超」「人口10万人あたり新規感染者数が15人超」「人口10万人あたり療養者数が20人超」の全てに該当する場合
→国とまん延防止等重点措置や緊急事態宣言について協議
レベル3
病床使用率50%超
→重点措置や緊急事態宣言下で強い制限を要請
レベル4
病床使用率100%超のおそれ
→さらなる強い制限を要請
※政府の新指標に道が具体的な数値などを設定したもの
新規感染に加え病床使用や療養者数も 北海道が警戒ステージ判断基準 [新型コロナウイルス] - 朝日新聞デジタル
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