敵役からユーモラスな役柄まで巧みに演じ分け、テレビドラマなどでも活躍した歌舞伎俳優の市川左團次さんが15日、肺がんのため亡くなりました。82歳でした。(1940年11月12日生)。
市川左團次さんは、東京都出身で三代目市川左團次の長男として生まれ、1947年、五代目市川男寅の名前で初舞台を踏み、1979年に四代目市川左團次を襲名しました。
左團次さんは世話物や時代物、新歌舞伎など幅広い演目に出演し、「助六」の意休などの存在感のある敵役から「身替座禅」の奥方玉の井などのユーモラスな役柄や女形まで巧みに演じ分ける高い演技力で知られました。
また、テレビのドラマやバラエティー番組などでも活躍し、2007年に放送されたNHKの大河ドラマ「風林火山」では、上杉憲政の役を演じました。
こうした功績で2016年度の日本芸術院賞を受賞しています。
松竹によりますと左團次さんは、ことし1月まで国立劇場の舞台に出演していましたが、肺がんのため15日亡くなりました。
82歳でした。
歌舞伎俳優 市川左團次さん死去 82歳 - nhk.or.jp
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