将棋の羽生善治九段(52)が9日、日本将棋連盟の会長に就任した。東京都渋谷区の将棋会館で開かれた記者会見で、今後に向けて抱負を述べた後、記者からの質問に答えた。羽生会長のあいさつとその後の一問一答は次の通り。
「先ほど行われました通常総会で日本将棋連盟の会長を拝命致しました。私自身にとっては初めての役職でもあります。将棋界は、諸先輩方が必死の思いで100年間の歴史をつないできました。この伝統を次の世代にいい形で引き継いでいけるように、私自身も力いっぱい力を尽くす所存です。他の理事のみなさんは再任、あるいは理事経験者ばかり。そういった意味では非常に心強いと思っています。今後も変わらぬ将棋界へのご支援をお願いしたいと思っています」
――立候補をいつ決めたか。新会長に至った経緯は。
「将棋連盟の役員の任期は1期2年になります。今回は3月末日が(立候補の)締め切りで、近い段階で最終的に決断をすることになりました。将棋の世界は棋士が中心となって運営をしてきました。最近は外部の人たちが入ってサポートをしていただいていますが、諸先輩方の姿を見て、私自身が将棋連盟、将棋界に貢献できるかは考えていたところではありましたが、最終的にはこのタイミングで出てみようという決意をしました」
――佐藤(康光)前会長とは何か言葉を交わしたか。
「佐藤さんとは日常的にコミュニケーションをとっているというか、いろいろな形で話をしています。会長職は激務で、大変な思いをしながら仕事をこなしている姿は見ていました。佐藤さんと同じように働けるかということは結構考えましたが、その大変さを見つめながら、最終的には立候補をすることになりました」
――新会長としての夢は。
「藤井聡太さんの活躍もあり…
羽生善治会長、会見で「師匠の姿を見てきた」 師弟で将棋連盟会長に:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル
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