当時のチェコスロバキアで1968年に起きた民主化運動「プラハの春」を背景とした小説「存在の耐えられない軽さ」で知られる作家のミラン・クンデラさんが11日、死去しました。94歳でした。
フランスメディアによりますと、クンデラさんは、1929年に現在のチェコ南部のブルノで生まれました。
1967年に小説「冗談」を発表し、一党独裁国家を題材にしたことから当時のチェコスロバキアでの執筆活動を禁じられましたが、国内で広く知られるようになりました。
その後、クンデラさんは、1975年にフランスに亡命し、1981年にフランスの市民権を得ました。
そして、1984年、当時のチェコスロバキアで1968年に起きた民主化運動「プラハの春」を背景とした小説「存在の耐えられない軽さ」を発表してベストセラーとなり、この作品は映画化もされました。
フランスメディアによりますと、クンデラさんは、長い闘病生活の末、パリにある自宅で11日に死去したということです。
94歳でした。
小説「存在の耐えられない軽さ」作家ミラン・クンデラさん死去 - nhk.or.jp
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