新型コロナウイルスワクチン職域接種の申請受け付け停止が長期化する見通しとなるなど接種用のワクチン不足により、接種を予定する県内の企業や団体の計画にも影響が出始めた。
県内では職域接種の申請受け付け停止で希望する企業などが申請できなくなったほか、申請企業でもワクチン供給の見通しが立たないところが出てきている。
郡山市で各種専門学校を運営する国際総合学園FSGカレッジリーグは7月中旬にも職域接種を始める予定だったが、国からの供給が追いつかず、開始時期がずれ込むことになった。
21日に職域接種の申請が受理され、学生や教職員など約2200人のうち希望者を対象に、8月下旬までに2回目の接種を終える計画だった。しかし24日夜になって厚生労働省から「ワクチンが足りず、希望する日程には沿えない」との連絡があったという。現在は、国から日程の提示を待っている状況で担当者は「一日も早く詳細を示してほしい」と注文を付ける。
職域接種の需要も依然多い。いわき市の常磐病院を運営するときわ会は29日現在で市内の7団体と職域接種の契約を結んでおり、7月までに1万2000人に対して1回目の接種を行う予定。担当者は「申請停止後も企業などから多く相談がある。(ワクチンが供給されれば)できるだけ協力したい」としている。
申請停止、数足りず日程白紙 新型コロナワクチン「職域接種」 - 福島民友
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